長所・短所

コンタクトレンズとは?良いの?悪いの?メリット・デメリットを詳しく解説

良いか?悪いか?と聞かれたら・・・「眼そのものに対して決して良くはありませんが、それを上回るたくさんのメリットがあります。そして眼に対するリスクの殆どは正しい知識と正しい装用で解決します」とコンタクトレンズマスターである私は答えます。

基本的にコンタクトレンズ装用に関し年齢制限はありませんが、考慮すべき点も多く悩ましいところだと思います。以前は圧倒的に中学生・高校生のご本人からの装用希望が多かったのですが、最近ではご両親の方から「コンタクトにしなさい」と勧める例も多くなっています。それはそれで問題もあるのですが、まずは、メリット・デメリットを理解しておく事が大切だと思います。

メリット

  • 視野が広い
  • メガネにあるような歪みを感じる事がほぼ無い
  • 自然な見え方
  • 一般的にはメガネよりも遠くが見える
  • 左右の視力差が大きい人はメガネよりもコンタクトレンズの方が向いている
  • ラーメン食べても曇らない
  • スポーツに適している
  • カラコンで瞳の色を変えられる
  • サークル系レンズで瞳を大きく見せる事ができる
  • 好きなサングラスを選べる(度付きサングラスは制限が多い)

デメリット

  • メガネよりは面倒(装用時・取り外し時・洗浄消毒など)
  • 乾く事が多く、それによるトラブルも多い
  • メガネよりは費用がかかる
  • 眼科へ行くのが面倒(定期検査も含め)
  • 何を選んで良いか分かりにくい
  • 目の状態によっては使えない日もある
  • 花粉症時にはちょっと・・・
  • 埃っぽいところは苦手
  • 風が強い日も苦手(伊達メガネ使う)
  • 昼寝が出来ない(15分程度なら・・・)
  • 目にゴミが入ると痛い
  • 急なお泊まりがちょっと困る

メガネとの併用が基本中の基本

上記のようにメリット・デメリットそれぞれを踏まえつつメガネを併用し目的に応じて使い分ける事が必要ですね。最も多いのが「家ではメガネ、外ではコンタクト」です。次に多いのがスポーツの時だけコンタクト。というパターン。中には「メガネ持ってないよ。コンタクトレンズだけ」という人もいます(ガーン!)しかし、このパターンはお勧め出来ません。コンタクトレンズを使っていると眼には大小様々なトラブルが起こります。その際はメガネにする事が安全性を保つために最も必要な事なんですが、肝心のメガネを持っていなければ無理してでもコンタクトレンズを使ってしまいます。そうすると・・・重篤な症状に発展する事が・・・あるんですよ。おお怖い!

 コンタクトレンズの種類

  1. 1日使い捨てタイプ(ワンデータイプとも言います)・ソフト系のみ
  2. 2週間交換タイプ(2ウィークタイプとも言います)・ソフト系のみ
  3. 1ヶ月交換タイプ(マンスリータイプとも言います)・ソフト系のみ
  4. 3ヶ月交換タイプ・ハード系のみ
  5. 通年タイプ(コンベンショナルレンズとも言います)・ハード、ソフト

 補足:1〜3迄を「使い捨てタイプ」と呼んでも一般的には通じますが、本来使い捨てタイプは1日使い捨てレンズのみで、2週間交換タイプや1ヶ月交換タイプは「頻回交換レンズ」と呼ぶのが正しい呼び方です。

ソフトとハード、結局どちらが良いの?

これもよく聞かれる質問ですが、キッパリ!「ハードコンタクトです」

これに関してはどの眼科医、検査スタッフも共通した認識だと思います。(だけど、ハードコンタクトを扱っていない眼科も結構あるので、そこではどう答えてるんでしょう?)

ハードコンタクトの長所

  • 視力が出やすい
  • 目の異常を自己感知しやすい(よって重篤化しにくい)
  • 手入れが簡単
  • コスト安い
  • 乾きにくい
  • 長時間装用可能

ハードコンタクトの短所

  • 最初は慣れにくい
  • 紛失しやすい
  • 激しいスポーツには向かない
  • 体質的・環境的にレンズの曇りが問題になる事が
  • 風の強い日は苦手(伊達メガネやサングラスが必要)

主な長所・短所はこんな感じですが、何と言っても「安全性」「視力矯正力」が高い事がハードの方が良い。と云う最大の理由ですね。

使用目的を明確に

実はここが重要なポイントです。メガネが嫌!これも立派な理由なですし、スポーツのためとか仕事上コンタクトレンズを勧められているとか・・・色々です。そして・・・そして・・・最も重要なのが「本人にコンタクトレンズをする意志があるかどうか?」です!何故これが重要なポイントなのか?ご存知のようにコンタクトレンズは眼に直接のせるタイプの視力矯正用具です。メガネは顔に掛けますけど、コンタクトレンズは眼に直ですからね。当然初めての場合はそれなりに恐怖感があるわけです。しかもですね〜初めての検査時には眼科のおねーさんとかおにーさんが付けてくれるわけなんですけど、これが時として恐怖なわけですよ。どちらかと言うと男性の方が怖がりますね。女性は元々お化粧などで目の周辺を触ることは慣れている。という理由もあると思います。ただ、安心してください。これも慣れです。コンタクトレンズ マスターの私の経験上、装用する事が怖くてコンタクトレンズを諦めた人はいません。だから必ず装用する事は出来ます。但し、あくまでも本人が望んでいる場合です。例えば本人が望んでいないにもかかわらず両親からコンタクトにしなさい!と言われた場合はここでやめちゃう人は結構います。だから本人の意思は重要なんです。

年間コストを比較

あくまでも一般的な製品・価格を元にしていますし、眼科では別途診療費がかかります。

この表を見ると1日使い捨てが最も高いように見えますが、休日家にいる日は使わない方が多いので年間平均するとそれほど高くはありません。それにケアも必要ないのでケア用品代もかかりませんしね。

レンズタイプ別1日当たりのコスト

  • 1日使い捨て       1日当たり両目 250円
  • 2週間交換タイプ           150円(ケア用品代含む)
  • 1ヶ月交換タイプ               210円(ケア用品代含む)
  • 通年タイプ(ソフト)          110円(ケア用品代含む)
  • 通年タイプ(ハード)           80円(ケア用品代含む)
一般的な平均販売単価で計算していますので、ご購入される製品・お店によって大きく異なる事があります。
そして「毎日使用する」ことを前提として計算しています。
但し、1日使い捨ては使った分だけその費用がかかりますが、
その他の製品は使っても使わなくてもコストがかかります。
(例えば頻回交換タイプは開封してから起算しますので、使用しない日があっても期限が伸びるわけではありません)

年間コストの考え方

ポイント

1日使い捨ては毎日使う人もいれば年に数回。という方もいるので使い方により年間コストはかなり違ってくる。一方頻回交換タイプは使っても使わなくても開封した日から始まり、その日から定められた日数になり次第捨てなければならない。

例えば2週間交換タイプを○月1日(月曜日)に開封して使い始めたとしよう。その場合の最終日は14日(日曜日)になり、15日(月曜日)は新しいレンズにしなければならない。

1日〜14日の間は勿論毎日使用しても良いし、休んでも良いけれど、それに関わらず、14日の夜はレンズを捨ててね。という事。

これは結構勘違いされやすいんです。「え〜使った回数じゃないの?」「はい、開封してから数えます。厳密にいうと開封した途端徐々にレンズ劣化は始まっているんです・・・」という事ですね。だから週に2,3日しか使わない。という人は最初から1日使い捨てタイプにしておいた方が良いと思います。

目安:週4日以上使用するのなら2週間交換タイプも選択肢に入ります。でもそれ以下なら1日使い捨ての方が良いでしょう。

検査施設の良し悪しの見分け方

  • 問診を重視してくれる
  • メリット・デメリットを説明してくれる
  • 気持ちよく色々なレンズを試させてくれる

なかなか難しいですけどね。納得いかなければ無理してそこで作る必要はありませんよ。コンタクトレンズは眼に直接装用するものなので、もう体の一部です。慎重に納得のいくところで作成しましょう。

目薬は必須?

結論から言うと「目薬は必要ありません!」しかし!実際には市販目薬使っている人多いですね。何故なんでしょう????

それは目が乾くから!

ですよね〜 裸眼の時は気がつかなかったけど、コンタクトレンズを使うようになってから目が乾く事が多くなってきた・・・そんな方は非常に多いと思います。

そんな事さ〜検査の時にわかんないの?

と思っているユーザーさんもいるでしょう。しかし、これに関して予想は出来るものの、日常的に使ってみないとわからないんですよ。

コンタクトが初めてで「私、普段から眼が乾くんですよ」と云う人はそんなにいません。しかもその場合はほぼ100%ドライアイになる可能性が高いのでハードコンタクトレンズか1日使い捨てタイプで最も乾きにくいレンズを勧めるか・・・もしくはコンタクトレンズ 自体を諦めてもらうか・・・なんです。(一応ご希望で何日間か試してもらいますけどね)

ではどうしたら良いのか?

原因を探る!!! そして適切な対応!!!

主な原因

  1. 涙が元々少なめ(裸眼時は問題ない)
  2. 生活環境(PC・モバイル端末の長時間使用、オフィスなどのエアコン)
  3. 瞬きが少なめ、もしくは不完全(瞬目不全と言います)
  4. コンタクトレンズが合っていない(レンズ選択が適切ではない)
  5. 市販目薬の多用(防腐剤入り)
  6. 涙液量に影響する薬等の服用
  7. レーシック術後

生活環境はなかなか変えられませんよね。だから4番の「コンタクトレンズが合っていない」を真っ先に解決すべきなんです。決して「コンタクトレンズ使っている人ってみんな目薬使っているよね。これって普通の事なんだよね」と思わない事です。だけどこのように思っている人は結構多いんですよ。初めてコンタクトレンズを作成に来て問診や検査をしていると「ところで目薬は何を使ったら良いですか?」と聞かれる事があります。もう目薬使う事が前提になっているんですよね。私としては「いやいや基本的に目薬は使う必要がありません。勿論ドクターが処方するものは別ですけど、自己判断で市販目薬を使う事は避けた方が良いです。おそらく目が乾くとか装用感が気になるとかの理由で目薬を使うんでしょうけど、きちんと合ったレンズを選択すればそれらを使う必要はなくなります。だからまずはレンズ選択が重要なんです

コン太郎から

決して市販目薬を否定している訳ではありませんが、その前にすべき事がある。という事なんです。