コンタクト作成手順
- 当サイトのコンタクトレンズ適性診断を行う
- 眼科施設へ行く(複数選択有り)
- レンズをトライ
- 決定
- 販売店で購入(複数選択有り)
施設比較
何処へ行ったら良いの?一般眼科?メガネ屋?コンタクトチェーン店?
結論から言うと何処へ行っても良い。のですが、違いを表にまとめました。
一般眼科 | メガネ店 | コンタクトチェーン店 | |
眼知識 | 非常に高い | 高い | 高い |
レンズ知識 | 比較的低い | 高い | 高い |
レンズ種類 | 少ない | 多い | 多いが偏りがある |
主な対象 | 全年齢 | 中学生以降 | 高校生以降 |
診療形態 | 保険診療 | 自由診療が多い | 保険診療 |
診療費 | 数百円〜 | ゼロ円が多い | 数百円〜 |
レンズ価格 | 中 | それぞれ | 中〜高 |
総合評価
一般眼科
コンタクト初めての場合や
何らかの疾患がある場合、
定期的な検査など「眼」自体に関わる割合が
多いときは眼科へ直接いかれた方が良いでしょう。
さらに円錐角膜などの処方が難しいケースに関しては、それを専門に処方している医師もいるくらいなので、そのような眼科で相談された方が好ましいですね。
メガネ店
メガネ店系列は一概に良し悪しの判断が出来ませんが、メガネ店として「一流店」そして全国展開している所は安心しても良いと思います。特徴としてはレンズ種類の多さや親切に話を聞いてくれるところ、そして肝心のレンズ度数を合わせる事に関してはかなり高いレベルにある事ですね。特に乱視用や遠近両用コンタクトレンズ に関しては比較的高い検査レベルを有している施設が多いですね。
コンタクトチェーン店
ユーザー数で捉えると最も利用者が多いのがコンタクトチェーン店です。チェーン店の良い所はほぼ全国展開なので引っ越しなどが多い方や出張などが多い方たちは利便性が高いですね。それと土日に診療を受けられるのもメリットですね。但し、希望レンズが無い場合はチェーン店お勧めレンズに自動的に決められることもあります。勿論これは一概に悪いとは言えません。結果的に目に合えば問題ありませんからね。
眼科医は何を見るのか?
上記の3施設に共通しているのは「医師の診断」が行われていることです。
では医師は何を見ているのか?具体的に解説しましょう。
- キズの有無
- アレルギー症状の有無
- 角膜曲率の値(円錐角膜の有無)
- レンズフィッティング(レンズを装用している場合)
- 乾燥感などの症状問診
などが主な診療ポイントです。
アレルギー症状の有無に関しては瞼をペロッとめくって裏側を見ます。これを急にされると結構びっくりする人も多いんですけど、必要な検査の一つですね。但し、いきなりそんな事しなくても問診や眼の表面を見て、必要であれば瞼をめくって確認します。という医師もいるので一概には言えません。
医師によっては、最初の検査時に問診を行い、レンズタイプを決める場合もあります。よって、医師に聞きたい事や相談したい事は最初の診療時に全部伝えた方が良いですね。
検査スタッフは何をするのか?
医師による診療結果に問題がなければ次にレンズ選択→テストレンズ装用→フィッティング検査→度数合わせ→装用練習(コンタクト初めての場合)→トライアル期間(1日使い捨てであれば3日~5日、2週間交換タイプは2週間、通常のソフトレンズやハードレンズにはトライアル期間は普通ありません。しかし、一般的には1~3ヶ月様子を見て合わなければ交換するケースが殆ど。
持参するもの(検査時)
一般眼科とコンタクトチェーン店は保険証が必要ですね。それと初めてコンタクトレンズにされる場合は中高生は保護者同伴が望まれます。
- 保険証(一般眼科・チェーン店は必須。メガネ店は必要無い場合が多い)
- メガネ
- 予備のコンタクトレンズ(あるのなら)
- コンタクトを使っているのならその製品名がわかるもの(箱など)
メガネ・コンタクトは付けたまま検査に行っても良いの?
これも結構聞かれる事なんですけど、眼に痛みとかなければメガネでもコンタクトでもどちらでも構いません。但し、注意点があります。
コンタクトレンズを装用したまま医師の検査を受ける事は出来ますが、何らかの疾患が見つかった場合、コンタクトレンズを外して帰らなくてはなりません。だから「メガネ持参」は必須だと思ってください。
さらにもし貴方が他で購入したレンズやカラー系のレンズを装用していった場合、状況によっては外して捨てる事もあり得ます。その場合、全く同じレンズで代替えする事が不可能な場合もあるので、替えのレンズを持参するかメガネで帰るかしましょう。
処方箋の発行について
コンタクトレンズを購入する際に処方箋は必ずしも必要ではありません。これはあくまでも法的な意味でです。しかし、実際には自分の度数が分からないとレンズ購入が出来ないので、度数を眼科で出してもらう必要があります。
ここで厄介なのが(というか理解されにくいのが)その度数はレンズ種類によっても矯正効果が異なるため「一元化・共通化」が無理だと云う事。勿論メガネの度数とも異なります。
例としてメガネ度数が -3.00 だとしましょう。この度数のままコンタクトレンズを作成すると「強く」感じますし、そのコンタクトレンズの種類によっては「さらに強く感じる」又は「やや弱く感じる」場合もあります。
これはコンタクトレンズは直接眼にのせて矯正するもの(眼との距離ゼロ)
メガネは顔に掛けて矯正するもの(眼との距離約12mm)
しかも、コンタクトレンズの見え方は眼との合い具合やレンズ特性に左右される特性があるため、一筋縄ではいきません。
乱視が入っていたり遠近両用の場合はさらにカオスな訳です。
これらの事から「眼科施設で扱っていないレンズの処方は不可能」だと言う事なんです。
例えば貴方が「Aレンズ」を購入したいと思い眼科へ行ったとします。その眼科で「Aレンズ」を扱っていない場合、テスト用のレンズが無いんです。その為、そのレンズの処方を出すことが不可能なんですよ。たまに「何で処方箋出せないの?」という方いますが、元々不可能なケースときちんとデータを出したレンズをそのまま購入して貰わないと色々と不都合が生じる場合があるからなんです。
その不都合というのは医師にでは無く、使用者に対してです。困るのは使用者なんですよね。
よって、処方箋が法的に必要なくても眼科施設で検査してもらい度数を出してもらわなければならないんです。
でも「良いよ適当で!見えればいいんだよ」という人も一定数います。それはもう自由なので反論するつもりは無いんですけど、頭痛や肩こりなどの症状の一因はメガネやコンタクトレンズにある。という事は結構あります。
情報の70~80%は目から。と言いますしね。
結論としては・・・処方箋は義務化されていないため、処方箋のみの発行は医師の裁量、発行料金も含めて医師の裁量。通常は検査施設に隣接している販売店でそのままレンズを購入するのが最も安心できる方法です。
購入方法
- 眼科内での購入(公布と言います)
- 隣接するメガネ店で購入
- 隣接する販売店で購入
- 固有ナンバーを貰いメーカー直販サイトで購入(一部メーカーのみ)
定期検査は必要?
どんなに優れた医師でも検査スタッフでも例え最高レベルのコンタクトレンズにしたとしてもその後の経過を100%予測する事は不可能です。
もしかすると症状が悪化する場合もあるし、一気に解決し快適に使えていることもあります。
度数が変わる可能性もあります。
そのような事はある程度定期的にみないと分からないんです。
初めてコンタクトレンズにした場合は最初2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後。というのが一般的。後は3ヶ月毎か半年毎、年に数回しか使わない人の場合は1年毎とか。これは眼科医により異なりますのでその施設の方針に沿ってくださいね。